築28年目のマンションの鉄骨階段の状態です。10年以上前に床面の鉄部を雨水から保護するという目的で塩ビシートを貼られていました。
塩ビシートを貼るという改修方法はよかったのですが、シートを貼った後に端部の防水処理を怠ったため、雨水が侵入して鉄部の腐食にまで進行してしまいました。
今回は、錆をケレンして落とし錆び止め塗料を塗布した後に、穴の開いた部分を表裏から鉄板で補強して、再度塩ビシートを貼り端部の防水シーリングを行う予定です。
劣化状況に対しての対処の方法は良くても施工を確実に行わないと、結果的に改修前より悪くなってしまうという一例です。
改修前の腐食して穴が開いた状態 穴が開いた腐食部を鉄板で補強した状態 (表裏の両面から補強)
改修後の状態:塩ビシートを貼り、端部を防水シーリング処理した状態(参考写真)